介護事業者導入事例 特別養護老人ホーム せせらぎの里 様

介護事業者導入事例 特別養護老人ホーム せせらぎの里 様
介護負担減少

5年後、10年後を見据えてトータルコストで勝る1400浴槽への交換とウェルスリフトキャリーチルトを導入!!

宮城県の石巻圏域(東松島エリア)、仙台圏域(富谷エリア)で特別養護老人ホームを中心に複数の社会福祉サービスを展開する社会福祉法人東松島福祉会様。
開設から10年が経過し、利用者さんの重度化が顕著になってきたせせらぎの里では、出来るだけ多くの人をユニットで入浴介助するために浴槽交換を行いWLC-Tを導入しました。
※ウェルスリフトキャリーチルト=WLC-T

WLC-Tの対応幅が入浴介助で困っていた現場ニーズにベストマッチ

開設から10年が経過し、利用者さんの重度化が進み、寝台浴で入浴をする利用者さんが徐々に増えていました。寝台浴で入浴をする場合はどうしても職員が2人取られてしまう事や、ユニットを離れて寝台浴がある場所に行くため、入浴介助方法を見直しする必要がありました。また、個浴で入浴している利用者さんの中にも重度化したことで自力でお風呂からあがることが難しい方が出てきており、出漕する際は職員が抱え上げをする必要がありました。腰痛持ちの職員だと腰に負担がかかってしまうことや、結局コールで他の職員を呼び出して2人で対応という形になっておりました。

そんな悩みを抱えていた中で、WLC-Tの紹介を受けて、担当者をショールームに行かせて体験をしてもらうと「コレしかない」「ほかの申請は要らないのでコレが良い。これだけは絶対」ということで介護ロボット導入支援事業の申請を行いました。

入浴介助における困り事、介助する職員の人数、利用者さんの状態、施設設備の経年劣化など、ちょうどどうしようかと思っていたタイミングでWLC-Tの対応幅が現場ニーズにベストマッチしました。

将来を見据え、トータルコストを考えて1400浴槽4台交換・WLC-T2台導入

介護ロボット導入支援事業が無事に採択された後に理事会の決済が必要でしたが、その際には、費用対効果のお話をして説得をしました。もともと、もう1台寝台浴を導入するかを検討していた事もあり、トータルコストで考えた際に、今でも入浴介助で2人の職員が取られているのに1,000万円かけてもう1台導入すればさらに2人職員が取られてしまう。それならば浴槽を交換してWLC-Tを入れればそれぞれのユニットで完結でき、動線も短くできるし、1人で介助できるのでかなりお得ですよと伝えました。

チルト機能で月32時間以上の業務時間削減

WLC-Tを入れたことで寝台浴の利用者が16名から8名へと半分になりました。寝台浴での入浴介助は1回あたり30分程度時間がかかり、それを2人介助で行っていますが、WLC-Tなら1人で入浴介助ができるため、月32時間以上の業務時間を削減することができました。

円背の利用者さんの入浴介助はそれまでは寝台浴か中間浴を使って、2人介助で対応していましたが、WLC-Tでは1人で入浴介助できるので助かってます。また、職員の腰への負担がなくなり、他の職員を応援で呼ぶ手間もなくなりました。

利用者さんにとっても普段暮らしているユニットでお風呂に入浴出来ることが大きいのか、以前と比べると入浴の誘導がスムーズになりました。

ウェルスリフトキャリーチルト(WLC-T)

導入の理由

  • チルト機能が入浴介助で困っている現場ニーズとマッチした
  • 開設から10年経過して重度化してきたため
  • 出来るだけ多くの人をユニットで入浴介助したかった

導入メリット

  • WLC-Tを使うことで1人で入浴介助することが可能に
  • 職員の腰への負担がなくなった
  • 利用者さんへの入浴の誘導がスムーズになった

導入時の工夫

  • メーカー取説時に動画を撮影し、職員さんにいつでも見てもらえるように可視化することで導入の抵抗を軽減した
  • 職員同士で事前にWLC-Tの操作練習を行った

Data

特別養護老人ホーム せせらぎの里 様 会社情報
施設名 特別養護老人ホームせせらぎの里
事業者 社会福祉法人東松島福祉会
所在地 宮城県富谷市成田1丁目5−7
定員 80名 1ユニット10名定員
開設日
ご採用システム
  • KG5-2025 8台(1200浴槽4台・中間浴4台)
2022年ご採用
  • 1200浴槽⇒1400浴槽4台交換
  • リフトキャリー(チルト) 2台
施設外観
施設内観