浴室改修事例 グループホーム なんてん水の森公園 様

浴室改修事例 グループホーム なんてん水の森公園 様
リフォーム

地域介護・福祉空間整備交付金を活用して浴室改修・リフト導入へ!

「全ては利用者本位」という理念の実践の質を高めるため、「思いやり」「安心きれい」「楽しむ」という生きがいを創出する3つの委員会を運営する株式会社ウェル様。
全社員が働きやすい環境づくりを行い、スタッフ教育を充実し、同時に業務の質と効率の向上を行う「持ち上げない介護」と「情報の共有」を目指し、「スライド式の入浴設備」と職員間「インカム」を順次導入しています。

介助負担軽減のため浴室改修を検討

全社員が働きやすい環境づくりということで、「持ち上げない介護」を目指しておりますが、以前から運営を行っていた施設では浴室が古くなっており、新規施設では積水のリフトを採用していたため、どこかのタイミングで浴室改修を行いたいと考えていました。また、重度者は二人介助で対応するか、シャワー浴で済ませてしまうため、介助負担軽減と利用者満足のため改修を検討していました。

地域介護・福祉空間整備交付金を活用して浴室改修へ

費用もかかることなので…と考えていた際に、仙台市からの配信メールで『地域介護・福祉空間整備交付金』のことを知りました。早速、行政に確認を取り、「使えそうだ」ということで申請を行いました。補正予算にて交付金申込が11月に公示されたのですが、申込までの期間が短くすぐに決断しました。1月くらいに交付許可がおり、年度内に工事を行いました。交付申込期間が2週間程度と非常に短かったのですが業者さんにも協力してもらい直ぐに必要な書類を準備しました。2つの浴室を改修しましたが、改修期間は(1つの浴室につき)10日前後でした。期間中は改修していないお風呂に入ってもらって凌ぎました。全部で1か月かからずに行っていただけたと思います。

ボタン1つで操作 負担なく入浴介助ができるように

今までだったら力を使ってコツも必要だったものが、リフトを使うことでボタン1つで入浴できるようになりました。負担なく入浴介助ができるようになったと思います。スタッフは、今まで入浴して頂くことができなかった利用者さんが入浴して頂くことができるようになって、喜んでいますよ。スキル不足で、無理に入浴して頂いた際に利用者さんに怪我をさせるリスクなども軽減したかと思います。

拘縮により入浴ができなかった方がリフト導入により入浴できるように

思っていた以上に利用者さんからの入浴介助に対する拒否がなく、逆に気持ちよく入浴して頂くことができるようになりました。特に、拘縮があり、通常の介助方法では二人介助でも入浴が難しく、触っただけで痛がってしまい入浴を諦めていた利用者さんが、リフトを使ったら抱え上げが無いためか、痛みの訴えもなく入浴ができ喜んでくれました。入浴中、笑って入ったりしているので、利用者さんにとっては、かなり良かったです。

改修前浴槽
重介護者には二人介助かシャワー浴で対応していました。介助負担軽減と利用者満足のため改修を検討へ。
改修後
交付金を活用し、1620浴槽にリフト追加。入浴介助の負担軽減に◎拘縮で入浴を諦めていた利用者さんが入浴可能になり喜ばれています。
ウェルスリフトキャリー
交付金を活用し、1620浴槽にリフト追加。入浴介助の負担軽減に◎拘縮で入浴を諦めていた利用者さんが入浴可能になり喜ばれています。

導入の理由

  • 重介護者の際に二人介助で行っていた
  • 職員の負担軽減を検討していた
  • 費用負担が課題だったが交付金情報を知り改修を決断
  • グループ内の新規施設で積水のリフトを採用していた

改修について

  • 1つの浴室につき改修期間は10日前後
  • 2つの浴室を改修していたが、改修期間中は改修していないお風呂を利用
  • 浴室→キッチン→浴室の順で改修を行った

導入後の変化

  • 負担なく入浴介助ができるように
  • 改修前までは入浴できなかった利用者さんが入浴可能に
  • 利用者さんが笑って入ったりしてくれている
  • 利用者さんへの怪我のリスク軽減

Data

グループホーム なんてん水の森公園 様 会社情報
事業者 株式会社ウェル
運営数 GH9施設、小多機、介護有老H など
施設名 グループホームなんてん水の森公園
所在地 宮城県仙台市泉区上谷刈字古堤5-1
定員 18名
平均介護度 2.1
開設日
尾形管理者
施設外観