介護事業者導入事例 特別養護老人ホーム ラスール坂下 様

介護事業者導入事例 特別養護老人ホーム ラスール坂下 様
eラーニング活用

自分が学びたいときに学べる仕組みを構築してeラーニングの受講を促進!!eラーニング活用で基礎の価値観を形成

お一人おひとりの意思と人格を尊重し、ぬくもりのある家庭的な雰囲気の中で、穏やかで豊かな生活環境を提供しているラスール坂下様。学びたいと思える環境を仕組み化して、就業時間以外の時間を使ってeラーニングを活用されています。

就業時間以外の時間を使って貰って受講

eラーニングの優位性はどこの環境でも自分の時間を使ってできるという事が一番のポイント。それを優先したいと思って仕組みを作りました。もちろん、就業時間以外のプライベートの時間を使って受講をしてもらう事については様々な意見がでました。自分の時間を使うことでお金はでるのか?研修なのに仕事ではなくプライベートな時間を使わないといけないのか?個人Wi-Fiのギガが減ってしまう等

もちろん、研修報告書をあげてもらう対価として、処遇改善加算を活用して一時金を支給。昼休憩中に施設内にあるiPadなどを自由に使って視聴することを可能にするなどの配慮はしました。

生産人口がどんどん減っていく中であっても国は、どんどん委員会や研修要件の義務化を行ってます。事業者からすれば研修時間の確保は苦慮してます。就業時間は就業時間できちんと働いて頂き、そのうえで学びの時間を取って貰おうと考えて、導入時にきちんと職員さんと話し合いをおこなって理解をしていただきました。そうしないと時間は取れないし、その時間を作るのは職員さん個人そのものなんで、そこにお願いするしかないと思いました。

学びたいと思える環境を仕組み化する!!

研修は1ヶ月1時間の枠で研修項目を3~4本選定。受講期間を2週間定めており、月末までに報告書を提出という形をとっています。期間中であれば隙間時間を見つけて1本ずつ受講しても良いし、まとめて受講しても良い。本人たちには学習する時間の裁量を渡しています。「自分の都合が良い時間でできるのはやりやすい」と好評を得てます。自分が学びたいときに学べると意欲が違うし、学習効果も違うと思います。残業として嫌々残ってこの日に受講しなさいというやり方ではなく、あくまでこの期間で自分が見たいときに自主学習して下さい。では、職員からすると学習意欲も、望む姿勢も変わってきます。今では早めに受講をしている人がいたり、研修で設定していない項目を自主的に学ぶ人もおります。

基礎の価値観がeラーニングを通じて形成

同じものを皆が見れるのがeラーニングの良いところで、研修内容のキーワードを取りながら、価値観の切口が出来上がってきています。これをやることで共通言語が形成されるようになってきました。eラーニングをみて感動して、こうだね、あぁだねとみんなで話すこともあります。また、報告書を読んでいるとこの言葉に感動したなどと書かれていることもあるので、じゃあ、そういう想いで頑張ろうねという風にもなっており、コミュニケーションツールとしての活用の発展にもなっています。

使い方をまとめた手引き
研修レポート
研修レポートファイル
24年上期研修スケジュール

導入の理由

  • 研修は実施していたが、職員の参加率が悪かった
  • ITリテラシーの向上とリスキリングとして

活用法

  • 1ヶ月1時間の枠で研修項目を選定(3~4本)
  • 受講期間を2週間定めて、その間に個人で受講
  • 研修報告書は月末までに提出
  • 報告書で気になった点などは上長がフィードバック
  • 個別ID付与 ログインURLの二次元コード発行

導入後の変化

  • eラーニングを通じて共通言語が出来てきた
  • eラーニングを受講することが当たり前に
  • 研修項目以外も受講して自己学習する人がでてきた

Data

特別養護老人ホーム ラスール坂下 様 会社情報
施設名 特別養護老人ホーム ラスール坂下(ばんげ)
事業者 社会福祉法人湖星会
所在地 福島県河沼郡会津坂下町上口488−1
事業内容 特別養護老人ホーム・短期入所生活介護
定員 特別養護老人ホーム80名 短期入所生活介護20名
開設日
古川さん・齋藤施設長
施設外観