介護事業者導入事例 特別養護老人ホーム 船橋笑寿苑 様
介護事業者導入事例
特別養護老人ホーム
船橋笑寿苑 様
介護負担減少
入浴業務改善に試行錯誤を重ねながら介護ロボット助成金を活用して職員が望んだウェルスリフトキャリーを導入

生活される方や利用される方、その方々に関わる全ての人に「笑い」が溢れる施設であることが願いの船橋笑寿苑様。利用者さんと職員のために現場の業務改善に着手する中で一度は悪循環に陥るも、介護ロボット助成金を活用してウェルスリフトキャリーを導入。入浴業務における問題事項が見事解消されました。
個浴入浴を活かすために支柱式リフト導入も悪循環に・・・
重度化が進み、浴槽の跨ぎが困難になり職員の負担も増したため支柱式リフトを導入。
個浴入浴の環境を活かし、職員1人で介助を行うも、利用者さんから吊るされるのが怖いという声や、経験の浅い職員の面談を行った際に不安事項として挙げられたのが個浴入浴における介助や支柱式リフトの使用。怪我をさせてしまうかもという恐れや何かあった時の不安。実際にお風呂におけるヒヤリハット報告も多かったです。 そこで、安全面を配慮して職員を2名配置して入浴を行うようにしましたが、人員調整が難しい時もあり結局支柱式リフトを使わずに1人で入浴介助を行うこともありました。 そうすると経験の浅い職員はただでさえ入浴介助が不安なのに1人で行うため入浴介助を敬遠するという悪循環が発生し、結果として経験のある入浴専門のパートを導入という形に落ち着きました。今でも忘れられない職員からの強烈な一言・・・
支柱式リフト導入から、1年後にリフトキャリーの紹介をされ、見た瞬間にこの機器なら職員の不安を解消でき、1人で入浴させることも可能だし、利用者さんにとっても安心安全に入浴出来るので良いなと思いました。
しかし、導入にあたっての問題は価格の高さ。すぐに買う予定はありませんでしたが、このようなリフトがあることを知識として職員に知ってもらいたくて、リフトキャリーの研修会を実施すると職員から大好評!! ただそこで、職員から「たとえ良かったとしても導入して貰えないなら意味がない」という事を言われてしまいその一言は今でも忘れられません。出会いから4年半、介護ロボット助成金を活用してWLCの導入へ
2018年6月にWLCが介護ロボット助成金の対象になったことを聞いてすぐに上層部を説得して予算化。実は介護ロボット助成金を活用して介護機器を導入するのは3回目でした。過去にはせっかく導入したものの職員が必要とせず使わないという経験もありましたが、今回は職員が欲しかったものをきちんと導入することが出来ました。
※WLC=ウェルスリフトキャリー
経験の浅い職員でも1人で余裕を持って入浴介助を実現
導入して一番良かったことは経験の浅い職員が入浴介助をする際に、職員も利用者さんも安心して入浴出来ること。経験が浅いと手順などで一杯一杯になってしまい余裕がなく、必死でやるため声掛けなどなく利用者さんも怖がったりとありましたが、WLC導入後にお風呂のなかで利用者さんとゆっくり会話をしている新人職員を見て、非常に嬉しかった思いがあります。
また、寝台浴を使う利用者さんが増えていた中で、WLCを導入したことでそちらで入浴介助を行うことができるため、寝台浴では職員2名が最低でも必要でしたが、WLCは職員1名で対応できますので入浴業務の人員を削減することにも役立っています。

導入の理由
- 経験の浅い職員の入浴に対する不安解消のため
- 利用者さんに安心安全に入浴をしてもらうため
- 入浴業務の人員削減のため
活用法
- ADLに合わせた寝台浴・WLC・個浴の活用
- 利用者さんの1/3~1/2がウェルスリフトキャリーを活用
導入後の変化
- 入浴業務における問題事項が解消された
- 新人職員でも余裕を持って入浴業務を行えるように
- 利用者さんが安心安全に入浴することが出来るようなった
- 入浴業務における対応人員の削減
Data
施設名 | 特別養護老人ホーム 船橋笑寿苑 |
---|---|
事業者 | 社会福祉法人修央会 |
所在地 | 千葉県船橋市大穴北4-25-15 |
定員 | 入所29名・短期10名 |
平均介護度 | 4.1 |
開設日 | |
ご採用システム |
|

