選定注意点

諸注意

  • 水栓金具や配管類、その他パッキンなどは通常の上水道用になっています。井戸水・地下水・温泉水他の水(以下:基準外水質)を水源に使用されると、腐食・孔食・漏水などの故障の原因となることがありますので使用しないでください。
  • 循環式浄化温水器(24時間風呂)は、浴槽や配管、ポンプなどの機器を傷めますので使用しないでください。
  • 硫黄系成分を含んだ入浴剤、塩素系洗浄剤、および強い薬品類は浴槽や配管を傷めますので使用しないでください。

床について

  • 浴室内の素材は吸水しない材料を用いています。そのため、残水防止を施した床面でも、使用環境によって床面の勾配では排水されない水滴が滑り止めパターン上に残り乾燥に時間がかかる場合があります。
    ※床面の勾配は安全上0.75~1.8度としています。
  • 床面に残水する場合は、下記の理由があります。
    • 換気が不十分な場合
    • 石けんカスなどの汚れが付着している場合
  • 床面の汚れが取れなくなる場合
    毎日のお手入れを十分にしていただかないと、石けんカスなどの白い汚れが床面にこびりついて取れにくくなることがあります。こまめにお手入れをしてください。

壁について

  • 壁のタイル調柄・ストライプ柄は、自然感を出すために柄を若干ずらした外観にしております。隣接するパネルの間に多少のズレを生じる場合がありますが、異常ではありません。

換気について

  • カビの発生を防ぐためにも、入浴後は浴槽の湯を抜くか、風呂蓋をして換気扇を運転したり、または窓を開けるなどして換気を良くして浴室を乾燥させるようにしてください。
    (※風呂フタオプション)

水栓金具について

  • 水栓金具の温度調節方法には下記の種類がありますので、ご選定の際の参考にしてください。
    • サーモスタット
      水栓金具が、湯温調整ハンドルで設定された温度に自動で調整する方式です。
      温度調節がしにくい給湯器(電気温水器など)に適しています。
    • 2ハンドル水栓
      給水側と給湯側の量をそれぞれ別のハンドルで調節して所要の温度に設定する方式です。
      給湯温度の設定が自由に調整できる給湯器に適しています。
  • 給水圧力が、給湯圧力より高くなるか同圧になるようにしてください。
  • 給水圧力が0.1MPa〜0.75MPaになるように、減圧弁または加圧機器などを用いて調整してください。
  • 水圧や配管設置条件等によっては、浴室や他室の水栓の操作時に水道管から音がするウォーターハンマー現象が起こる場合があります。水栓の操作はゆっくりとおこなってください。必要に応じてウォーターハンマー緩和器などの設置をお願いいたします。低水圧では充分なシャワー感を得られない場合があります。
  • シャワーヘッド
    シャワー開閉ボタンで止水する際、ホース内の圧力が高い場合、ホース水栓側の減圧弁から少量の吐水を行います。開閉ボタンの破損を防ぐためですので、問題ありません。気になる場合は、シャワー使用後、シャワーヘッドを振って水切りしてください。
    シャワーヘッドのシャワー開閉ボタンで止水後は、必ずシャワーを吐水状態にして水栓本体のハンドルで水を止めてください。
  • 標準仕様では浴槽水栓の設定はありません。浴槽への給湯は給湯器の自動湯張機能を用います。館内集中配管等で給湯器による自動給湯ができない場合は、水栓取付となりますので、当社担当者までお問い合わせください。

給湯器について

  • 給湯器は充分な能力のあるものを選定してください。
  • 60℃を超える高温水対応給湯器のご使用について
    給湯温度は80℃(0.5MPal5.0kgt/cm3)以下でご使用ください。樹脂管が破裂して水漏れする場合があります(誤操作などによるやけど防止のため、60℃給湯をおすすめします)。また、高温出湯が考えられる場合は、オプション配管は使用しないでください。

リフトについて

  • 支柱式リフトについて
    KGS・KGSTシリーズは、ユニットバス壁裏補強(標準仕様)に取付します。
  • 天井リフトについて
    KGS・KGSTシリーズは、ユニットバス壁裏補強(標準仕様)に取付します。
  • wellsリフトキャリー(wellsリフトキャリーチルトを含む)について
    wells浴室専用となります。専用移乗台とのセットでご利用いただけます。
    KGSTシリーズ(縦置き浴槽タイプ)には設置いただけません。
リフトキャリーが設置可能な条件 図

カウンターについて

  • カウンターに乗ったり座ったりしないでください。破損や転落などしてケガをする恐れがあります。